INTERVIEW

意義ある投資で新たな地平へ フロント アソシエイトインタビュー 刺激的な環境で自分の強みを活かす

フロント業務のアソシエイトとして、2023年に中途入社した2名の若手社員に、入社動機や現在の思いを語っていただきました。

話し手

写真右 / 荏原 敦(えはら あつし)
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写真左 / 山浦 瑞樹(やまうら みずき)
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聞き手

採用担当 / 品川 裕美

※2024年4月1日現在の役職です。

―まず、お二人のこれまでのキャリアを教えてください。

荏原:新卒で小松製作所に入社し、ソフトウェアエンジニアとして建設機械のソフトウェア開発に従事していました。勤務しながら公認会計士試験論文式試験に合格、そしてPwCアドバイザリーへ転職し、PwCアドバイザリーでは財務デューデリジェンスやデータ分析業務の他に関連業務として財務モデリングにも関与していました。

山浦:新卒でデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)に入社し、M&Aのデューデリジェンスや官公庁案件に携わっておりました。次に経営コンサルティングファームのYCP Solidianceへ転職し、クライアントの業務の生産性向上施策や経営企画に対する提言といった業務に従事しました。

―プライベートエクイティファンド(PEファンド)へ転職しようと思ったきっかけがあれば教えてください。

荏原:ファーストキャリアである小松製作所で、企業の経営方針に関与する経営企画職に憧れを持ったことです。当時は開発職にやりがいを感じている一方、より広い視点で会社全体に関われる仕事に主体性とダイナミックさを感じていました。そこから自身のキャリアを見直して、若手であっても多様な企業の経営に携われるPEファンドを志しました。

山浦:私は新卒時の就職活動から、将来的に経営全般に係る仕事をしていきたいと考えていました。M&Aに係る仕事の経験をするため、DTFAに入社しM&Aアドバイザーとしての基礎的なスキルを身に着けることができました。そして、より経営に係る場で研鑽したいと考え、YCP Solidianceへ転職しました。PEファンドのプロジェクトに関わる中で経営の上流から下流まで、必要に応じて幅広く経験することが出来る仕事だと思い志望しました。

―選考プロセスに進む中で感じたことを教えて下さい。

荏原:選考過程で若手社員から経営層まで、面接を通して質問させていただく機会がありました。まず、とても自由な社風だと感じました。そしてマネジメント陣は意欲、能力、責任感があれば仕事を任せているようでしたし、メンバーの方々は多様なバックグラウンドを持っていて柔らかい印象の方が多く、PEファンドという固い職業のイメージが緩和され、プロセスが進む中で、業務理解が深まっていきました。

山浦:私の場合は、パーパスが各メンバーに浸透した会社だと思いました。選考プロセスでお会いした方々は、一貫してパーパスに共感して、業務をされていることに、誇りを持っているように見えて、大きな魅力を感じました。私自身がNHCのパーパスに共感していましたし、各メンバーに浸透しているということは、これまでマネジメントが本当に丁寧に、各メンバーとコミュニケーションを取ったのだろうと考え、安心してキャリアを築いていけるのではと、思い至りました。

―なぜ、NHCへ入社を決めたのでしょうか?

荏原:まず、選考で会ったメンバーの方々が、若くして責任のある業務をされている話を聞いて心が動きました。そして常に社会的意義を追求して行動している点も大きいです。若手にも権限と責任を託し、自分らしい働き方ができる環境ではないかと感じました。社会的責任は重いですが、その分自分自身が成長できると確信したことです。

山浦:社会的意義とステークホルダーへの還元を追求してNHC全体が動いている点です。NHCはこの2点をパーパスとして「意義ある投資で新たな地平へ」と掲げ、明文化しています。20年超の実績があり、今後より一層「社会的な意義」のある投資・還元を実行していくことにコミットしている点に惹かれました。NHCのメンバーになることは、自身のこれまでの経験とキャリアパスで掲げる理想にマッチすると思い、入社を決断しました。

―入社して良かったと思うことを教えてください。

荏原:色々あって選び難いですが、尊敬できるメンバーに出会えたことです。社内はもちろん、社外の優秀な経営者やマネジメント陣との関わりは自分の視野を大きく広げました。例えば、トップ面談の場で、NHCメンバーが論理的にかつ熱意を持って思いを伝えることで、最初は緊張感や不信感を持っていた売手様の態度が軟化して、逆に積極的に会社のことを話してくださる瞬間を見てから、ただ論理的に話すのではなく熱量を持って対話することの重要性を実感しました。

山浦:日々学びがあることです。経営に係るということは、投資手法を理解していれば良いということでなく、投資先企業様の業種や管理部門などの業務についても理解する必要もあります。様々な案件に関与する中で、新たな知識が得られる機会が多く、マネジメント層のみならず、その企業で働く方々とコミュニケーションを重ねる中で、多くの気づきが得られています。

―入社後、フロント業務を担う上で必要なスキルは何だと思いましたか?

荏原:スキルではありませんが、セルフスターターであることが必要だと思います。PEファンドの仕事はビジネス全般であり、特にNHCはExecutionからExitまでを一貫して担当します。常に自分の考えは持ちつつ、対話も怠らず、そして行動することが必要です。
ハードスキルについては、単体会社のLBOモデルを組めるようになっておいた方が良いと思います。中堅メンバーも積極的に手を動かして投資検討を行いますが、やはりLBOモデルを任せてもらえるかどうかで、案件の関与度合いや理解度合いが変わってくると思います。

山浦:私は、入社される皆さんのこれまでの経験を活かせる会社だと思いますし、実際私自身、具体的なスキルを掲げて入社していません。一方、思いの部分は入社した後でも強く持ち続けることが大事だと思います。投資先やステークホルダーに対して何が貢献できるかを考え続け、実際にアクションに落とし込むことがNHCでは最も価値あることだと認識しています。あとは臨機応変に対応できる柔軟性がとても大切で、それはソフトスキルといえるかもしれません。

―3年後のキャリアプランをお聞かせください。

荏原:自分の強みである技術者としての経験を活かしたデータサイエンスを業務に取り入れ、価値提供できるようになりたいです。具体的には、小売業であれば商品別分析や店舗分析を行い、不採算商品の特定や需要予測などです。更なる分析は外部の協力を得るとしても、初期的な検討を自分で行えるかどうかで、本質的な問題を特定することができ、最終的な成果が変わってくると考えています。また、初期的LBOモデルの自動生成といった投資業務とは異なることも、今後は実現していきたいです。加えて、技術者経験を活かして一般の方が馴染みのない技術系企業の検討も積極的に行っていきたいです。そのためにも、今は目の前の仕事に尽力して信頼を積み重ねていきたいです。

山浦:まずは投資の主担当として自分のチームを持つことを目標の一つとしています。そのためには様々な業種業態の案件検討を重ね、ExecutionからExitまでオペレーションの型を身に着けること、そして都度必要なスキルを身に着け、自分の経験値を上げていきたいです。ロールモデルとなる先輩も多く在籍しており、日々多くを学ばせて頂いてます。

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