INTERVIEW

社員が働きやすい環境を造り投資先と投資家の架け橋となる存在へ ミドルバック対談

聞き手

写真右 / 金子 慶造(かねこ けいぞう)
マネージングディレクター
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話し手

写真左 /  西川 晃平(にしかわ こうへい)
シニアマネージャー
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※2024年4月1日現在の役職です。

金子:NHCに入社して、まだ1年数か月しか経っていませんが、西川さんにはミドルバック業務を中心に様々な業務で活躍してもらっていて、社内外での信頼も厚く成長が著しいと思います。前職での経験とプライベートエクイティファンド(PEファンド)への転職理由を教えてください。

西川:前職では、大手監査法人のマネージャー職として会計監査の現場チームをまとめていました。監査業務を一通り経験した後に、何か別の新しいことをやってみたいという気持ちから転職を決意しました。その時は、会計知識をベースに活躍できる場所を探していたので、特にPEファンドに絞っていませんでしたね。

金子:PEファンドに絞って転職活動をしていなかったとのことですが、その中で、NHCにした決め手は何ですか?

西川:面談の時のフィーリングですね。これまでの監査の経験をベースに活躍できそうな場所はたくさんありましたが、NHCからの自分を欲する熱意が伝わってきました(笑)。
あと、会計コンサル等の業務では、自分のキャリア形成がある程度イメージできますが、ファンド経理となった場合に、イメージがしにくかった部分もチャレンジ精神を掻き立てられました。

金子:弊社のミドルバックは、業務の幅が広く、コーポレート関連からファンド関連まで業務が多岐にわたります。中でも投資の評価やポートフォリオ分析、投資先モニタリングなど、主体的に担当して頂いていますが、NHCでの業務内容は転職前にイメージしていたものと同様ですか?

西川:現在は、ファンドの管理業務や投資先企業様の財務情報管理等を実施しています。前段の通り、転職前はそこまで自分の業務内容がイメージできていなかったですが、漠然と経理業務のようなことをやるものだと思っていたので、そういう意味では転職前後で大きくかけ離れている感じはなかったです。ただ、前職の会計知識が役に立っているというよりは、ロジカルな思考力やコミュニケーション能力の方が役に立っていると思います。

金子:ファンドのアカウンティングでは、会計知識の深い造詣が必要な気がしますが・・・?

西川:実は、ファンドの決算書は、勘定科目が割と少ないんですね。現預金、投資勘定、出資金、・・・トータルで10個ぐらいしかないので、仕訳や決算書は簡単に作成できます。ただ、その前提となる組合契約書を読み込んだ上で、ファンドの成功報酬の計算を実施したりするので、ロジカルシンキングが役に立ちましたね。前職の監査業務でも、新しい取引内容を会計基準に照らして妥当かどうかを検討するのは得意でしたので。

金子:必ずしも会計士のような会計知識を持っていなくても、ロジカルに考えることで、ファンドのバックオフィス業務は十分できるということですね。コミュニケーション能力の方はどういう場面で役に立ちましたか?

西川:これは、主に社内コミュニケーションですね。決算書を作る時に、単にファンドの数値だけではなく、ファンドが投資している先の会社情報を開示しないといけないので、フロントのメンバーから、適時に正確な情報を収集できるようにコミュニケーションを取ることを意識し、リレーション構築に力を入れていました。入社して1年目ですが、同年代のメンバーが多いことから、今では私の言うことはよく聞いてくれますよ(笑)。
社外のコミュニケーションに関しても、ファンドへの出資者様からの決算書や開示書類等の問い合わせ対応や投資先企業様の財務担当者からの質問等があるので、誠実に受け答えすることが出来ていると思ってます。

金子:確かに、どんな仕事であってもコミュニケーション能力は必要ですね。
NHCのミドルバックで働くことに誇りを持っていますか?

西川:もちろんです。会社全体を支える業務を担っていると自負しています。ファンドというとフロント業務に目が行きがちかもしれませんが、我々の支えがあって成り立っていると思っています。NHCは、各セクション(フロント、ファンドIR、そしてミドルバック)が情報交換を密に協調し合うことで、信頼関係が成り立っており、リスペクトしあえる関係が構築出来ていると思います。だからこそ、フロントが全力で投資先様の支援に専念することが出来るのだと思います。あまり目立たない業務ですが、社内のみならず、外部のファンド出資者様や投資先企業様とのやりとりも多く、「ありがとう」と言われた時には、私もNHCの一員として、自分の業務を誇りに思います。あと、NHCは各部門を超え、距離が近いところもイイところと思いますね。

西川:最後に、私からも、ミドルバックでのキャリアプランについての質問となるのですが、金子さんが考えるミドルバックポジションの魅力をご自身のNHCキャリアも踏まえて教えていただけますでしょうか。

金子:私は、NHCに入社してから16年以上になります。投資部門からスタートして、現在はミドルバック業務を中心に行っています。今の業務は、投資以外はすべてに関わるというイメージですね、西川さんと一緒に法務も担当していますし、投資先モニタリングの一環からいくつかの投資先の社外監査役もしています。自分自身すごくやりがいのある業務だと思っています。西川さんも、さらに色々な業務をしてもらって、仕事の幅をどんどん拡げていってください。そして、NHCの要として戦略的なミドルバックにしていきましょう。

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